屋根の塗り替えと種類

最も簡単と思われる屋根の塗り替えですが、それぞれの住宅の屋根の材質によって可能なもの、そして不可能なものがあります。築年数や屋根の傷み具合によっては、塗り替えのつもりが総取り替えになる場合もあります。そんなときは、家を台風や地震から守るための大きなチャンスと捉えてください。

基本的に塗り替えは、床面積50から100平方メートルの住宅で、20万円から60万円くらいの予算で可能なリフォームです。そして屋根や下地などの状態をみて、表面の塗装だけでリフォームが十分であるかどうかを診断します。塗装すれば、屋根の持ちが飛躍的にアップします。

まずは、付着した汚れや藻、そしてカビを取り除いてから屋根を洗浄し、下地を塗ります。それから、塗料を塗っていくのですが、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、そしてシリコン樹脂、フッ素など、塗料も種類があり、予想される耐用年数や費用が変わってきます。もっとも持ちがいいのがフッ素ですが、費用が高めです。もし外壁も同時に工事する場合、屋根と同時にすれば費用が多少安くあがります。

それぞれの住宅や間取り、屋根のタイプにもよるのですが、基本的に屋根の塗り替えは、屋根瓦タイプの日本の昔ながらの家屋にもできます。しかしいかんせん、日本瓦は紫外線や雨風には強いですが、地震対策としては不向きです。そうなると総葺き替えも考慮に入れる必要があります。瓦屋根については、耐震性の面と、その重さがリフォームのネックになってくるのです。昔ながらの情緒ある佇まいですが、それでもリフォームの際にリニューアルする意味は十分あります。

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