家の補強、基礎と柱

築年数20年以上になっている木造住宅ですと、リフォームか、建て替えか悩むところではないでしょうか。実際に、将来のことを考えるとずっと住み続けるつもりなら建て替えたほうが数年後のメンテナンスのお金が浮きます。

また、土台である基礎や柱の部分に腐食がすすんでいたり、シロアリで被害が出ている場合は、地震などにもろく、倒壊の恐れがあるので、なるべく早く補強する必要があります。補強するにしてもある程度取り壊して、その部分の状況を見てみないと、どれくらいの補強をする必要があるかわかりません。

また、昔の建築基準法では、耐震強度が十分ではなく、その分、災害時にはもろいので、まず基礎や柱の部分、そしてもし強度が足らない場合は筋かいなどを建物に補強して、倒壊を防がないといけません。

またリフォームの際に新たな間取りをしたり、重い物を設置する予定のある部分は柱を補強したり、より強度を高める構造が大事になってきます。

耐震診断上で一番大事なのは、地盤と基礎ですが、もしコンクリート基礎の場合は、大規模なリフォームや建て替えをしないでも補強できる場合があります。すでに壁にヒビの入っている住宅では、基礎や柱が傷んでいることが多いので、少なくてもリフォームでの強化が急務になってくると思います。必要な補強は、その住宅の構造にもよりますから、まずは専門家に相談してみましょう。きっとよいアイディアを提案してくれると思われます。