リフォームと建て替えの違い

自宅のリフォームは、建て替えよりも比較的費用が安く済む事、そしてその工事日数が比較的短く済む事で人気を集めています。建て替えは、解体費や廃棄物の処分費、そして登記の費用や、物置、家賃などの負担もありますが、リフォームの場合は、使える部分をなるべく使い、廃棄物を減らすことができますし、転居費用が必要ない場合が多いです。

しかし、これからも住み続けることが前提なら、数十年先のことも考えてリフォームよりも建て替えのほうが長い目で見れば得な場合もあり、家の状態や築年数を考えて様々な見地で検討する必要があります。

すでに構造部分が腐食していたり、土台や柱が傷んでいるとその分の補修もしないといけないので、リフォームでも費用が嵩みます。基礎や外壁にひび割れがあると、その分安全面からいっても地盤や基礎の総チェックをしないといけません。

また、間取りの大幅な変更をするときは、構造的に問題がないか確認しないといけません。リフォームでできる範囲での間取り変更になりますし、水回りの位置を大幅に変えるときには、その分費用が嵩むことは間違いないでしょう。ある程度の間取り制限があってもリフォームを選ぶか、それとも建て替えてしまうかは、建築士などの専門家に見積もりを出してもらって比較しましょう。リフォームが新築の7割以上の費用負担になるときは建て替えのほうが将来的にも都合がいいときもあります。予算とこれからの生活プランを考え、よりよい選択をしましょう。