床のリフォームは重ね張り?張り替え?

床のリフォームはすでに基礎や床が落ちているところがあれば、張り替えや基礎の補修が必要ですが、床の色あせやデザインに飽きてしまっただけなら床を塗り替えるだけでも大分違いますし、また床暖房などに切り替えたいときなどもリフォームで改造可能です。

今ある床の上に新しい床を張るレイヤー工法ですと、工事が簡単で費用が節約できます。フローリングを全部張り替えるとすると、まずその床を全部剥がし、下地板や壁との間の幅木を工事する必要があります。廃材がでて、必要な場合は、床部分を全て解体しないといけません。レイヤー工法は今ある床の上に重ね張りするので、床の高さの上昇というデメリットがあります。最近では極薄いフローリング材がでていますので、重ね張りのデメリットは少なくなっています。また、天然木の床材だけではなく、プリント床材を使えば、費用も安くすることができます。

その点、もし床自体が傷んでいない、表面がスムーズで補修する必要がないなら、こうした薄いフローリング材でも十分ですが、薄い分、元の床の下地がしっかりしていることが条件にもなります。腐食部や床鳴り部分は事前にしっかり補修します。

フローリングは、無垢フローリングと合板フローリングに大きく分けられますが、それぞれの材質の特徴や部屋のタイプによって選びましょう。また張り替えではなく、より床を強くするためにコーティング材を選び、床を塗り直すことでも大分床を強化します。