屋根全体を葺き替える

もし屋根の下地も傷んでいる、10年以上も放置している屋根だったら、屋根の葺き替えを検討したほうがいいかもしれません。屋根材をすべて剥がして下地からリフォームするので、廃材も出ますし、それだけ工費もかかりますが、屋根の耐久性や、その材質自体をすっかり変えるなど、メリットも大きいものです。

基本的には屋根の下地が傷んでいるということは、その家の構造上大事な部分、例えば柱や壁、基礎などにも影響を及ぼしているものです。ここは一つ屋根の材質をもっと軽いものにして地震の時の揺れを少なくすれば、家屋の倒壊を防ぐこともできるでしょう。

だいたい屋根の葺き替えになると、その費用は、50から100平方メートルの住宅で150万から300万とかなり高額になる可能性がありますが、外壁や家の構造などとともに、もう一度見直すきっかけになることは確かです。断熱性、そして性能のよい屋根材も沢山出ていて、しかも軽いので家がより傷みにくくなります。もしリフォームをするならやはり全体的な視野でものを考えないと、安心して済む住宅ではなくなり、リフォームが無駄になってしまいます。

確かに全体の葺き替えをすると、思った以上に費用がかかり、つい塗り替えくらいで済ましてしまいたくなります。でも家に手を入れる、リフォームをするということは、それだけ家を強く持ちの良いものに変えると言い換えることもできます。ですからその目的がぶれないように、屋根の補修は、リフォームも全体計画のなかにしっかり入れておきましょう。

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