吹き抜けにして広いスペースを

空間の取り方がその家の印象を大きく変えます。玄関を入ってすぐに飛び込んでくる吹き抜けリビング、広々としたスペースは開放感があり、家がもっと広く、そして採光もよく、家族をより身近に感じることでしょう。建物の構造上、可能であれば、リフォームするときに、吹き抜けリビングを考えてみるといいでしょう。

現代の住宅は、気密性、保温性も高いので、吹き抜けによるデメリットは少ないと思います。後は全体の耐震性や強度さえ確認できればいいのです。

ただし、建物の構造上、柱がどうしても必要な部分がでてきたりするので、建物の強度の点からもフロアと接する部分はその柱が邪魔にならないように工夫しないといけません。それも建築士の設計の腕の見せ所です。

また、リビングから階段をつけると、階段の下を収納にあてることができ、収納のスペースをとることができるばかりか、2階を子供部屋にした場合には、必ず皆が一度はリビングを通ることになり、コミュニケーションもできます。螺旋階段やハシゴなどで、より楽しい構造、お洒落な構造にすることもできますから、アイディアがあったら、相談してみるといいでしょう。

開放的でありながら、なおかつ機能的でもある、こうした吹き抜けのアイディアは、建物の強度、壁量などを満たしていれば、実現可能です。その点では一度は検討する価値のあるリビングアイディアだと思います。子供も開放感のあるスペースで大喜びではないでしょうか。